集合住宅や公共施設のエクステリア
集合住宅のエクステリアは、そこに暮らす幅広い年齢層の住人のことを考慮しなければなりません。また、不特定多数の人が集まる公共施設の場合は、何よりも利用者の安全と利便性が重要になります。
集合住宅のエクステリア(共用ゾーン)
集合住宅の共用ゾーンに設けられるエクステリアは、そこに暮らす誰もが使いやすいということが大前提となります。特定の年齢層の住人だけでなく、子供からお年寄りまでみんなが使いやすい、ユニバーサルデザインの発想が基本であるため、便利で快適な生活を送るために必要な機能がスマートに集約されているのが理想です。そのため、エクステリアの計画を進める際には、様々な配慮が求められます。
集合住宅のエクステリア(個別ゾーン)
集合住宅の場合、各住戸内に広がる個別ゾーンのうち、エクステリアの施工が可能な空間はベランダやテラスなどに限られます。戸建住宅と違ってスペースに制約はありますが、一方で、街の景観に影響を与えることがほとんどないため、住む人のライフスタイルや嗜好に合わせて、より個性的で自由度の高いエクステリアを楽しめるというメリットもあります。
公共施設のエクステリア
公共施設のエクステリアにおいては、集合住宅の場合よりもさらに不特定多数の人々が利用する空間であるため、利用者の安全と利便性に配慮した計画を立てることが重要となります。また、公共施設は規模が大きく、日々たくさんの人々が利用することから、エクステリアを構成するすべてのパーツに高い耐久性とメンテナンス性が求められます。