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エコキュート床暖房の特徴

オール電化住宅の給湯設備としておなじみのエコキュートですが、種類によっては床暖房にも利用することができます。エコキュートを利用した床暖房では割安な深夜電力を利用するため、ランニングコストが安いという特徴があります。温水式床暖房のひとつであるエコキュート床暖房は、ヒートポンプで沸かしたお湯を温水パイプに循環させることで部屋を暖める仕組みになっています。

エコキュート床暖房には、給湯機能と暖房機能の両方を兼ね備えているという点でほかの床暖房にはない大きな特徴があります。ランニングコストも安く、一見メリットばかりのようにも思えますが、実際にはデメリットもあります。メリットとデメリットをよく考慮した上で導入を検討することが大切です。

エコキュート床暖房のメリットとデメリット

エコキュート床暖房では、割安な深夜電力を使って夜間に温水を作るので、電気代を抑えられるのが最大のメリットです。しかし、深夜帯以外の時間帯にお湯切れになった場合は通常の電気料金でお湯を沸かさなければなりませんし、また初期費用が高いことなどデメリットも少なからずあります。

メリット

①熱源となるお湯を沸かすのに割安な深夜電力を用いるためランニングコストが安く済む。
②ランニングコストが安いので、長時間の使用(日中のみ)に適している。
③給湯と床暖房の両方の機能が備わっている。
④有毒ガスを排出しないので部屋の空気が汚れない。

給湯と床暖房の両方が使えるエコキュートでは、深夜の安い電気を主体に使用するため、そのランニングコストは都市ガスの約3分の1程度となっています。ただし、床暖房できる範囲が限られており、それを超えて使用すると湯切れが起こるため、昼間の高い電気料金でお湯を沸かし直さなければなりません。そのため、狭い面積で長時間使用する場合や、昼間は留守にすることが多い家庭に向いています。

デメリット

①初期費用が高い。
②故障した場合は給湯も暖房も使えなくなる。
③湯切れとなった場合は昼間の電気を使うので割高になる(深夜料金の約3倍)。
④床暖房の範囲が最大で約25平方メートルまでしか使えない。

エコキュートの床暖房は、ほかの床暖房よりも導入費が高く、故障による修理や部品交換などが生じることもあります。また、多機能型エコキュートの場合はヒートポンプの導入は不要ですが、このタイプは床暖房の面積に限りがあり、上限を超えて使用すると湯切れが起こりやすく、昼間の割高な電気を使用してお湯を沸かし直さなければならなくなります。

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