ハイブリッド床暖房とは
ハイブリッド床暖房とは、電気とガス、太陽熱とガスなど、複数のエネルギー源を組み合わせて床暖房を可能にしたシステムです。それぞれの長所が取り入れられているのが最大の特長で、省エネ効果が高く、ランニングコストも安いことから近年注目を集めています。
「電気」+「ガス」のハイブリッド床暖房
電気式の「ヒートポンプ」と、ガスを熱源とする「エコジョーズ」を組み合わせた床暖房システムです。
基本的には、電気(ヒートポンプ)で沸かしたお湯を熱源に用いますが、給湯量が多くなってタンクの容量が不足した場合には、ガス(エコジョーズ)で床暖房のエネルギーを補うという仕組みになります。
電気とガスによって効率よくエネルギーを作り出すため、省エネ性に優れ、通常のガス給湯器を使用した場合と比べても、ランニングコストは年間で約55%減らすことが可能です。
「太陽熱」+「ガス」のハイブリッド床暖房
屋根に設置した集熱器で蓄えた「太陽熱」をエネルギー源とし、足りない分をガス(エコジョーズ)がカバーする床暖房システムです。
太陽熱で沸かしたお湯が主な熱源となるため、少ない光熱費でエネルギーを作り出せるのが大きな特長です。太陽熱だけではお湯が不足する場合は、エコジョーズで追い焚きして不足分を補います。
晴れた日は太陽熱だけで十分なエネルギーを確保出来ますが、雪国など日照時間の少ない地域には不向きです。