キッチンリフォーム業者の選び方
理想とするキッチンを実現するには、経験豊かで腕の確かなリフォーム業者に施工を依頼することが重要となります。問題のある業者に依頼してせっかくのキッチンリフォームを台無しにすることが無いよう、業者選びは慎重に行いましょう。
業者選びのポイント
良い業者かどうかを見分けるポイントとして、こちらの要望や疑問に対して親身になって相談に乗ってくれる業者であることが大切です。このとき、分かりやすく丁寧に説明してくれたり、出来る限り施主の要望を叶えようと努力してくれる業者であれば信頼して工事を任せられると思います。また、予算の面でも、納得のいく見積額を提示してくれるかどうかも重要です。一方、説明や対応が曖昧で適当だったり、どう考えても高すぎる見積額を出してくるような業者は断った方が賢明です。また、顔なじみの業者や、知人から紹介してもらった業者に頼むのも一つの方法ですが、このケースでは、もし不満やトラブルが生じた時に、はっきりとこちらの意見を伝えられる相手であることが肝心です。
キッチンリフォームでは、システムキッチンの大手メーカーが提携しているリフォーム会社に工事を依頼するケースも多いようです。この場合のメリットは、商品の特長を知り尽している業者であるため、施工上のトラブルが少ないという点です。また、そのメーカーのデザインや種類にも詳しいことから、オプションを付けたい場合も相談しやすくなります。ただし、業者から特定メーカーの商品を強引に押し付けてくるような場合は、「儲け主義」の業者である可能性が高いので、慎重な判断が必要です。
相見積りの重要性
キッチンリフォームはかなり大掛かりなリフォームになる場合も多く、決して安い買い物ではありません。少しでも予算を減らしたいと考えるのは誰しも同じですが、安い業者に工事を依頼して失敗したというケースも数多くあります。安いのにはそれなりの「マイナスな理由」があることが多いからです。もちろん、安くて腕の良い業者も存在しますが、一概に金額だけで業者を決めるのは考えものです。ですから、キッチンリフォームを行う際には、必ず数社から見積もりを取って比較検討しましょう。極端に高い金額や安い金額を提示してくる業者には要注意です。
リフォームを行う場合、500万円未満の工事なら建設業許可を取得していない業者でも施工可能となっています。従って、キッチンリフォームの予算が500万円以下であれば、建設業許可を持っていない腕の不確かな業者に工事を依頼してしまうことも有り得る訳です。このような業者の中には、経営面が不安定で、工事の保険にも入っていないような会社も存在しています。キッチンリフォームでは、工事金額が500万円に届かないケースも少なくありませんので、良さそうな業者が見つかった場合も、その業者のことをよく調べてから契約するようにしましょう。