造園工事の費用と相場
造園工事の費用は工事内容や植栽の種類などによって大きく変わるほか、依頼する造園業者によっても全く違ってきます。そのため、明確な相場というものが存在しません。重要なのは、あらかじめ予算を決め、その予算内で造園計画を立てることです。
予算を明確に決めておくことが理想の庭造りのポイント
造園を計画する上で、予算を明確に決めておくことはとても重要なポイントです。予算が決まらないことには造園業者も最適なプランの提案が出来なくなってしまうばかりか、いざ打ち合わせや見積り提示の段階で双方の意見が食い違い、最悪トラブルに発展してしまう可能性も否定出来ません。
造園においては、何よりも庭全体のバランスを重視して庭造りを行うことが重要になります。もし、工事が始まってから予算の増減があったりすると、当初設計していたバランスが大きく崩れることになり、理想していたものとは程遠い陳腐なお庭が完成してしまうことも少なくありません。理想の庭造りを実現させるためには、あらかじめ造園業者にきちんと予算を伝え、その予算内で最良のプランニングを立ててもらうことがとても大切です。
造園工事の適正単価と業者の選び方
前述の通り、造園工事はケースバイケースで費用が大きく変わるため、明確な相場というものがありません。ただし、工事における「坪単価」を知っておくことで、費用が適正なものであるかどうかをある程度は判断することが出来ます。一般的には「1坪=10万円(1㎡=3万円)」程度を上限に、造園工事の価格相場だと考えて良いでしょう。
上記で示した価格はあくまでも目安であり、それ以下の価格でも満足のいく造園を手掛けてもらうことは十分可能です。ただ、上記の金額で考えておけば、少なくとも予算の面でお庭造りに失敗する可能性はとても小さくなります。
通常よりも造園計画のグレードが高かったり、土地の改良などが伴う場合は上記単価を超えるケースも考えられますが、見積りの段階でこの単価を上回るような金額を提示してくる業者は、適正な価格で工事を請け負っていない可能性もあり得ますので、慎重に判断するようにしましょう。