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業者選びの注意点

建築に携わってない方や大規模改修工事が初めての方が、短期間で業者を選定することは非常に難しい作業です。以下に業者を選定するポイントをいくつか挙げてみます。

大規模改修工事の実績がある業者を選定する

マンション等、コンクリート造りの建物の改修工事には専門的な知識が必要で、その業務に携わっていないと判断できない部分が多く含まれています。特に打診試験(専用のハンマーで壁面やタイル面をたたき、音で劣化状況を診断する)や注入工事(コンクリ・タイル等の浮きのある部分に専用の器具で薬剤を注入して、はがれ落ちるのを防ぐ工事)などの下地処理は本工事を行う上で最も重要な部分であるにもかかわらず、しっかり行わない業者が多いのが現状です。たとえ建築工事を長く行っている業者でも、新築工事と改修工事は区別して評価する必要があります。

あまりにも安い業者や大幅な値引きをする業者は選定しない

大規模改修工事には多額の修繕積立金が必要となるため、発注金額があまりにも大きいと他の改修計画に影響を及ぼすだけではなく、修繕積立金の増額や一時金の徴収を余儀なくされることがあります。しかし、費用の負担を減らすことを第一に考え、『安かろう悪かろう』の業者を選定したがために、次回の改修工事では手直しを含めた工事で多額の費用がかかるのでは意味がありません。また、大幅な値引きをする業者は、工事を落札するために他の業者と同じ仕様で金額だけを大幅に値下げしてきます。しかしこの値引きのしわ寄せを下請け業者に負わせるため、下請け業者は手抜き工事を行うといった図式が数多くみられます。

工事内容の違いを把握する

見積金額は仕様によりかなりの差が出てきます。『差額が一千万円』という事も驚く事ではありません。しかし仕様を選定するにはかなりの経験と実績が必要とされるため、多くの管理組合が悩んでいます。逆に言えば業者が現場を調査して提出してきた仕様がその業者の特色であるともいえ、その違いにより業者の考え方がわかるとも言えます。その違いを把握するために、管理会社等に問い合わせ、それらの金額が適正なものであるかを判断した上での選定が必要です。

一括見積を利用すれば複数の業者に対して一括で見積りを依頼出来ます。見積の依頼はもちろん無料です。見積を比較して適正価格の納得のいく業者を探しましょう。

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