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タイルの分類

タイルにも色々な種類がありますが、大きく分けると素地、用途、成形方法、釉薬の有無、焼成方法などで分類されます。

素地(きじ)

基本的にタイルの素地は吸水率によって分類されますが、最近は吸水率に関係なくそれぞれの素地の性質を持った製品が開発されるようになり、一概に吸水率だけで素地を分類することが難しくなっています。

素地の種類特徴吸水率おもな用途
磁器質素地を1250度以上の高温で焼き上げたもので、吸水性が低い。
硬くて透明感があり、叩くと澄んだ金属音がする。
1%未満外装タイル、床タイル、モザイクタイル
せっ器質素地を1200度前後の高温で焼き上げたもので、吸水性は中程度。
硬さは陶器質と磁器質の中間くらい。
5%以下外装タイル、床タイル
陶器質素地を1000度以上の高温で焼き上げたもので、素地は多孔質で吸水性が高い。
硬さや強度は磁気質よりも小さく、叩くと濁音がする。
22%以下内装タイル

成形方法

タイルの成形方法には「湿式成形」と「乾式成形」の2種類あります。

成形の種類特徴
乾式成形タイル含水率の低い素地を粉状に細かく砕き、高圧のプレス機で成形したもの。
水分がないので成形しやすく、均一な製品を生産できる。
湿式成形タイル含水率の高い素地を土練機で混練し、板状に押出成形したもの。
水分が多いので収縮や歪みが出ることもあるが、湿式成形ならではの独特の味わいを作り出せる。

釉薬の有無

焼成で溶けたガラス質の皮膜である「釉薬」を施したタイルと、施さないタイルに分類されます。

タイル名(釉薬の有無)特徴
施釉タイル(釉薬あり)表面に釉薬を施したタイルで、水や汚れを防ぎ、表面に美しさが出るのが特徴。
無釉タイル(釉薬無し)表面に釉薬を施さずに仕上げたタイルのことで、素地の材質を活かして色合いを出すのが特徴。
粘土に含まれる鉄分などの色合いを出した土ものタイルと、顔料で着色した練り込みタイルがある。

焼成方法

素地や釉薬は焼成によって色が引き出されますが、色合いは焼成温度や焼成方法によって大きく変わります。焼成方法には「酸化焼成」と「還元焼成」の2種類あります。

焼成方法特徴
酸化焼成酸素を十分に満たした状態で焼成する方法。素地や釉薬に含有される酸化金属と酸素が結合することによって、別の化合物に変化して呈色する。
還元焼成 酸素が少ない状態で焼成する方法。素地や釉薬に含有する酸化金属を除去して呈色させる。酸化焼成と比べて安定性に欠けるが、予想もしなかった色合いが出るのが魅力。

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