タイルの貼り方としては、「芋目地」、「馬踏み目地」、「やはず張り」など、用途に応じて様々な方法があります。タイルの組み合わせや貼り方によって見栄えも大きく変わってきます。ここでは、代表的なタイルの貼り方をご紹介します。

目地が縦横に通っているのが特徴で、最もポピュラーな貼り方となっています。

横方向のタイルを半枚分ずらして一列ずつ互い違いに貼る方法です。デザインにアクセントがつけられます。

長手と小口のタイルを上下左右交互に並べた貼り方です。フランス東北部のフランドル地方発祥の手法で、レンガ造りの美術館や博物館など歴史的建造物で多用されています。

やはず（矢筈）とは、弓矢の矢の弦を受けるV字型の部分のことで、二丁掛けタイルを床に貼る場合などに用いられる手法です。また、竹などを縦横や斜めに編んだときにできる模様状に張ったものを網代張りといい、やはず張りの特殊な貼り方の一つです。

タイルの目地が45度の角度で交わった貼り方です。