トイレの内装リフォーム
トイレの内装リフォームを行う場合、色や素材に統一感を持たせることが大切なポイントです。壁や床はもちろんですが、棚や手すりなども含めた内装全体に統一感があると、スペースが広く感じられるようになります。また、空間に広がりをもたらすために、トイレ内に大きな鏡を取り付けるのも一つの方法です。
床や壁を張り替えるなら掃除しやすい素材を
トイレは汚れやすい場所ですから、こまめに掃除して清潔さを保たなければなりません。その際、床や壁が掃除しにくい素材だと汚れが取りづらくお掃除が大変になってしまいます。ですから、トイレの床や壁を張り替える場合は、なるべく掃除しやすい素材を選ぶことが大切です。床をフローリングにしたい場合は、水や洗剤、アンモニアなどで変色しないように、特殊なコーティングが施された素材を選ぶようにしましょう。また、床をタイルにする場合は、臭いの発生源となる雑菌が繁殖しにくいトイレ専用のセラミックタイルがお勧めです。
消臭効果のある壁材が人気
トイレの壁にはおもに壁紙やタイルが使われることが多くなっていますが、最近では珪藻土や竹炭パウダーといった消臭作用のある素材を用いた壁紙を使用するケースが増えています。特に珪藻土は消臭効果が期待出来るだけでなく、吸湿能力にも優れており、湿気の多い水廻りにはおすすめの素材です。
収納スペースを設けるときのポイント
一般的にトイレは狭い空間となっていますが、トイレットペーパーの予備や備品、掃除用品など、トイレに常備しておきたいものは意外と多くあります。少しでもトイレを広く使うためには、こうしたトイレ用品を収納できるスペースを確保することがポイントになります。トイレに収納スペースを設けるには、リフォームで新しく作るなど色々な方法がありますが、最近ではトイレ用品をひとまとめにして収納しておけるキャビネットや、薄型のラックなど様々な商品も登場しています。これらをトイレのデッドスペースに設置したり、壁に取り付けたりすることで、トイレがスッキリとした印象になります。
照明は実用性も大切
最近はトイレの照明に間接照明を採用しているお宅も多いようですが、実用性を重視して程よい明るさを確保しておくことも大切です。たとえば、トイレで新聞や本などを読む場合や、尿や便の状態をチェックしたい場合など、間接照明の明るさでは不十分という方がいるかもしれません。なるべく家族の視力やライフスタイルなども考慮に入れて照明を選ぶようにしましょう。
トイレのバリアフリー化
家族に高齢者や身体の不自由な方がいる場合は、トイレのバリアフリー化を図ることも大切です。また、そのような家族がいない場合でも、将来を見据えてトイレのバリアフリーリフォームを検討しておくべきです。トイレのバリアフリーリフォームとしては、手すりの設置、トイレ内や出入り口付近の段差の解消などが一般的です。また、そのほかにも車イスの使用も考えて間口を広げたり、ドアを開けやすいタイプのものに変更したりなど、あらゆるケースを想定してリフォームを考えるようにしましょう。